07.11【吉尾雅春先生】脳卒中患者の肩関節痛を解剖学・神経学視点から考察する~原因の特定とクリニカルリーズニングの重要性~(リピート配信)
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商品説明
2025年3月23日に開催したLIVEセミナーの録画を配信します。
「なぜ肩が痛むのか?」原因の本質を見極め、適切なアプローチへ
脳卒中後の肩関節痛は、臨床で非常に多く遭遇する課題ですが、その原因は単純な関節の問題だけではありません。
「肩関節の構造」「麻痺による筋の不均衡」「姿勢や活動性の変化」— これらが複雑に絡み合いながら痛みを引き起こしています。
しかし、多くの臨床現場では「肩関節自体の治療」だけに焦点が当たり、本質的な原因の特定が曖昧になりがちです。
本セミナーでは、脳卒中患者に特有の肩関節痛を解剖学・神経学的視点から深く掘り下げ、クリニカルリーズニング(臨床推論)を活用して「なぜ痛むのか?」を徹底的に分析し、最適な治療戦略を学びます。
なぜ、肩関節痛の原因特定が重要なのか?
一般的な「肩のリハビリ」では、疼痛軽減のためのアプローチが中心になりがちです。
しかし、本質的な問題が解決されなければ、痛みが長引くばかりか、機能改善も見込めません。
例えば…
- 関節包の変性はどのように影響するのか?
- 肩関節亜脱臼は痛みとどのように関連するのか?
- ”肩手症候群(CRPS)”と浮腫の関係とは?
- 腱板断裂や筋の機能不全は、どのように痛みを引き起こすのか?
- 大脳小脳神経回路は姿勢と肩の安定性にどう関与しているのか?
このセミナーでは、これらの要因を解剖学・神経学的に考察し、根本的な治療アプローチを解説します。
こんな方におすすめ!
- 脳卒中後の肩の痛みに対する評価や治療の引き出しを増やしたいセラピスト
- 肩関節痛の原因を、解剖・神経学的視点から深く学びたい方
- 肩手症候群、肩関節亜脱臼、腱板損傷などの病態を整理し、適切な治療へ導きたい方
- クリニカルリーズニングを活用し、痛みの本質に迫るアプローチを身につけたい方
概要
脳卒中患者の肩の痛みは他の疾患とは異なる特徴的な病態を持つ。しかし、その痛みがなぜ起きるのかという議論はあまり積極的にはなされておらず、多くは曖昧な状況にある。疾病特有の運動麻痺に伴うもの、肩関節の構造によるもの、活動性の変化に影響を受ける時期的なもの、いわゆる肩に影響を与える全身的影響によるもの、生活歴に関連するものなど、視野を広げて捉える必要がある。そこで、以下のことについて触れながら考えてみたい。
・関節包を保護する“関節筋”とPT・OTの常識
・肩手症候群と浮腫
・肩関節包の構造の変化
・肩関節亜脱臼
・腱板断裂
・大脳小脳神経回路と肩
・脳障害に伴う姿勢定位障害
・その他




シルバー・ゴールド会員:無料(要申込)

中国労災病院勤務,星ヶ丘厚生年金病院,有馬温泉病院,協和会病院に勤務
1988年 兵庫医科大学第一生理学教室研究生(1988~1995年)
1994年 大阪学院大学商学部卒業
1994年 札幌医科大学保健医療学部 講師・同解剖学第二講座研究員(1995~2006年)
2002年 博士(医学,札幌医科大学No.2089)
2003年 札幌医科大学保健医療学部 教授
2006年 千里リハビリテーション病院 副院長,現職
2007年 死体解剖資格
【著書】
運動療法学総論第4版.2017,医学書院.
運動療法学各論第4版.2017,医学書院.
神経理学療法学第2版.2018,医学書院.
脳卒中理学療法の理論と技術第4版.2022,メジカルビュー社.
症例で学ぶ「脳卒中のリハ戦略」.2018,医学書院, 他
【その他】
2014年 日本神経理学療法学会 代表運営幹事
2021年 一般社団法人 日本神経理学療法学会 監事
2024年 一般社団法人 日本理学療法学会連合 監事
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