03.06【松本正知先生】松本先生はこう考える!! 四辺形間隙(QLS)症候群、肩甲上神経絞扼障害、胸郭出口症候群に対する評価と運動療法(リピート配信)
商品説明
2025年10月25日に開催したLIVEセミナーの録画を配信します。
神経を“診る”という臨床 ― 四辺形間隙・肩甲上神経・胸郭出口から考える運動療法 ―
― 肩の痛み・しびれ・動かしにくさを、神経×筋× fasciaから再構築する ―
「肩の痛み、筋か関節か…それとも“神経”か?」
肩の外側や後方に痛みがあり、しびれを訴える。
動作時に力が入らず、挙上がスムーズにいかない。
そのような症例に出会ったとき、あなたはどこを評価しますか?
多くの肩疾患の背景には、腕神経叢を中心とした絞扼性神経障害が潜んでいます。
本セミナーでは、
四辺形間隙症候群(QLS)・肩甲上神経絞扼症候群(SNES)・胸郭出口症候群(TOS)
という3つの病態を軸に、神経を中心とした臨床思考を再構築します。
💡 このセミナーで学べること
✅ 1. “神経の通り道”を理解するための解剖学的思考
・QLS、肩甲上神経、胸郭出口の立体的構造と周辺組織の関係性
・絞扼が生じやすい部位の特徴と、臨床上のサイン
・筋・関節だけでは説明できない神経起因の肩の痛み・機能障害の見抜き方
✅ 2. 3つの神経障害を見極める臨床評価の実際
・QLS症候群・SNES・TOSの鑑別に必要な徒手検査と動作観察
・絞扼点だけでなく、姿勢・胸郭・肩甲骨位置の変化から原因を推定
・感覚・筋出力・可動域を統合した神経系評価の流れ
✅ 3. “神経が動く”ための運動療法の考え方
・神経の滑走を促すためのポジショニングと運動誘導
・肩甲骨・胸郭・体幹の動きを連動させた介入法
・局所治療にとどまらず、股関節・体幹から神経滑走を支える全身的戦略
✅ 4. セラピストが提供すべき“次の一歩”の運動療法とは?
・fascia・関節・神経を一体として捉える運動療法の再設計
・「痛みを取る」から「動きを取り戻す」へ
・神経を理解したセラピストができる、患者に寄り添う治療の新しい形
🎯 こんな方におすすめ
・肩の痛みやしびれに“神経の関与”を感じている方
・QLS症候群・肩甲上神経絞扼障害・胸郭出口症候群を体系的に理解したい方
・神経×筋×fasciaの関係を臨床に落とし込みたい方
・肩の動きを全身連鎖から捉える運動療法を実践したい方
【講師概要】
到達目標
① 四辺形間隙(QLS)、肩甲上神経周辺の肩甲骨、胸郭出口の解剖学的な特徴を理解する
② QLS症候群、肩甲上神経絞扼障害・症候群(SNES)、胸郭出口症候群(TOS)の概要を理解する
③ 上記3疾患に対する評価を理解する
④ 上記3疾患に対する運動療法の考え方を理解する
⑤ ①~④の理解を通し、セラピストが患者さんへ提供できる運動療法を再考する
QLS症候群、SNES、TOSは腕神経叢のそれぞれに関わる神経の絞扼性神経障害であり、共通の症状として肩の外側から後方の痛みや放散痛、筋力低下に伴う挙上動作の困難、感覚障害などが上げられます。これらの疾患に対する基本的な運動療法の考え方は、同じと思います。末梢神経へのアプローチだけでなく、その周辺のfascia、肩甲上腕関節や肩甲骨の機能の回復、全身的な(特に股関節より近位)柔軟性や筋力を改善する必要があります。ただそれだけでは、不足していると考えます。
本講義では、①~④を到達目標とし、⑤でその不足していると思われる運動療法を考えたいと思います。
シルバー・ゴールド会員:無料(要申込)
桑名市総合医療センターリハビリテーション科/理学療法士
平成元年4月 ヤマモリ 入社 工場管理課 配属
平成 4年3月 同社 退社
平成 4年4月 平成医療専門学院 理学療法学科 入学
平成 7年3月 同校 卒業
平成 7年4月 桑名市民病院 整形外科 リハビリテーション室 入職
平成24年(2012)4月 桑名西医療センタ- 整形外科 リハビリテーション室(病院名変更)
平成26年(2014)4月 奈良県立医科大学大学院 修士課程 スポーツ医科学講座 入学
平成28年(2016)3月 同大学院卒業 医科学修士取得
平成28年(2016)3月 奈良県立医科大学 大学院スポーツ医科学講座 修士課程修了 修士(医科学)
平成30年(2018)5月 桑名市総合医療センタ- リハビリテーション科(病院名変更)
令和 6年(2024)3月 早稲田大学 大学院スポーツ科学研究科 博士後期課程修了 博士(スポーツ科学)
令和 6年(2024)4月~ 早稲田大学大学院 スポーツ科学研究科 リサーチフェロー
令和 6年(2024)年12月~ 整形外科リハビリテーション学会 代表理事
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