03.20【二村涼先生】”なぜ治らない?”から抜け出す!肘関節の痛みを深掘りする~触診・評価・治療までを網羅する~(リピート配信)
商品説明
2025年11月29日に開催したLIVEセミナーの録画を配信します。
「肘の痛み=上顆炎」と決めつけていませんか?
肘関節は一見シンプルな“一軸性関節”ですが、
実際の臨床では原因が曖昧なまま治療が進んでしまう症例が非常に多い関節でもあります。
「内側上顆炎」「外側上顆炎」「靭帯損傷」
診断名はついても、それだけでは説明できない疼痛。
その背後には、
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滑膜や靭帯の微細損傷
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神経滑走障害
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筋腱付着部の局所負荷
など、解剖学的構造に根ざした複雑なメカニズムが存在します。
本セミナーでは、二村先生が日々の臨床で実践している
“評価から治療まで一貫した思考プロセス”を、
エコー画像・触診・症例提示を交えて徹底解説します。
本セミナーで学べること
1. 肘関節の構造とエコー解剖を理解する
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上腕骨遠位端・尺骨・橈骨の構造的関係
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内側・外側上顆部における筋腱付着部の理解
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関節包や靭帯の走行をエコーで“動的に”把握する
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屈筋群・伸筋群の滑走不全が疼痛に与える影響を可視化
2. 痛みを再現する評価技術を学ぶ
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触診と徒手テストによる局所病変の見極め方
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「痛みを誘発する方向」「緊張を抜く方向」を捉える
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末梢神経の滑走障害を捉えるエコー評価法
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動作時疼痛の再現性と、筋活動・滑走の関係
講義内では、臨床で遭遇した症例をもとに、
“痛みの出る動作”を再現しながら評価するプロセスを紹介。
3. 内側部痛・外側部痛の臨床アプローチを体系化する
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内側型(屈筋群・尺骨神経・内側側副靭帯)に対する評価と治療
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外側型(伸筋群・橈骨神経・橈側靭帯)に対するアプローチ
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動作修正・局所滑走・末梢神経モビライゼーションの統合
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自験例を交えた“評価から治療までの一貫流れ”を実演
4. エコーと触診の融合 ― 明日から使える実践スキル
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エコーで確認しながら触診を修正する“可視化学習法”
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組織層ごとの触覚イメージを磨くためのトレーニング
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現場で再現可能な、最小限機材でのエコー評価法
こんな方におすすめ
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「肘関節の痛みの原因が掴めない」と感じている方
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内・外側上顆炎に対する治療がマンネリ化している方
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末梢神経・滑走・エコーを含めた新しい評価法を学びたい方
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明日から臨床で即使える、根拠あるアプローチを知りたい方
【講師概要】
肘関節(腕尺関節)は一軸性の関節であり、多軸関節である肩関節などと比較して簡単なイメージを持たれやすいですが、実際には疼痛の原因が不明確なまま漫然と治療されているケースも少なくないです。その原因としては、「内側・外側上顆炎」「靭帯損傷」といった診断名だけでは解決しない痛みや、鑑別が必要な病態が多いことが考えられ、これらに対しては詳細な評価とエコーを用いた組織や動態の可視化が重要だと感じています。
本講演では、肘関節内側と外側の痛みに対して行なっている詳細な理学所見の取り方や、エコーを用いた評価から治療までの一貫した内容を臨床に即した形で紹介します。解剖学・機能解剖学に基づいた評価や治療について自験例を交えてお伝えしますので、症例のイメージもしやすく明日からの臨床に活かせる内容だと思います。
【セミナー内容】
・肘関節の解剖とエコー解剖
・肘関節の痛みに対する評価のポイント(触診、エコー、末梢神経)
・内側部痛に対する評価とアプローチ(症例提示)
・外側部痛に対する評価とアプローチ(症例提示)
【到達目標】
・肘関節の痛みに関与する病態を理解する
・肘関節の痛みに対する評価・鑑別方法とアプローチまでの一貫した流れを学ぶ
シルバー・ゴールド会員:無料(要申込)
2017年3月 中部学院大学リハビリテーション学部 理学療法学科 卒業
2017年4月 名古屋スポーツクリニック 入職
【所属】
日本整形外科超音波学会、整形外科リハビリテーション学会、先進運動器理学療法エコー研究会(STEP)
【資格】
整形外科リハビリテーション学会 触診グレードB
【主な執筆】
・前腕–手関節周囲のスポーツ外傷・障害に対する超音波を用いたアプローチ.臨床スポーツ医学, 38, 1206-1210, 2021.
・上腕三頭筋長頭周辺の組織弾性と肩関節可動域との関係. 運動器理学療法超音波フロンティア, Vol.2, 32-41, 2022.
・上腕三頭筋内側頭に分岐する尺骨神経枝の超音波解剖学的観察.日本整形外科超音波学会会誌, 35, 42-48, 2025.
・手関節 構造破綻と疼痛.理学療法ジャーナル, 59, 1042-1047, 2025
・胸郭出口症候群に対するエコーを活用したリハビリテーション. MB Orthop, 37, 75-83, 2024.
・肩甲切痕から棘窩切痕にかけて存在する脂肪組織の超音波解剖学的動態観察–肩関節回旋運動に着目して–日本整形外科超音波学会会誌, 33, 18-22, 2024.
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