本番組は、シリーズ累計7万部超の拘縮シリーズ最新刊——書籍『股関節拘縮の評価と運動療法 改訂版』と連動した書籍連動番組です。編集代表・著者の熊谷匡晃が、書籍の第4章から第6章、すなわち股関節拘縮の評価と治療・異常歩行(跛行)・股関節疾患へのアプローチを、自ら実演で解説します。
変形性股関節症や大腿骨近位部骨折が増えるなか、術後の機能回復や保存療法の成否を左右するのが、股関節拘縮の正確な評価と的確な運動療法です。書籍では伝えきれない指先の操作・力の方向・組織の捉え方を、著者本人のデモンストレーションで確認できます。書籍で機能解剖を、映像で手技を。

この番組の3つの特徴
書籍連動番組は、書籍では伝えきれなかった内容・文章では伝えづらかった部分を、著者自らが実演解説する番組カテゴリです。本番組は、機能解剖に基づく股関節治療の定番『股関節拘縮の評価と運動療法 改訂版』と連動しています。
書籍の評価・アプローチを、著者本人が実演解説
書籍で紹介している評価・治療アプローチを、編集代表・著者の熊谷匡晃本人がデモンストレーション。指の置き方・力の方向・組織の捉え方など、文章と図では伝えづらいディテールを映像で確認できます。
拘縮・跛行・疾患別——股関節臨床の要所を集中解説
エピソードは書籍の第4章(拘縮)・第5章(異常歩行)・第6章(疾患別)に対応。機能解剖に基づく評価から、深層筋群の機能改善、絞扼性神経障害への運動療法まで、臨床の難所を体系的に扱います。
書籍と映像の往復で、技術として定着させる
各エピソードは書籍の章内容に対応しています。読んでから観る、観てから読み返す——紙面の機能解剖と映像の手技を行き来することで、臨床で再現できる技術として身につきます。
書籍の要点を、図解で先取り
「オブリゲート・トランスレーション」「内転制限」「せん断力」——拘縮・跛行・変形性股関節症を読み解く3つの鍵です。まず図でつかみ、番組では著者本人の実技で理解を深めます。

拘縮の主因:オブリゲート・トランスレーション
後方組織(梨状筋などの深層外旋筋)が硬いと、屈曲時に骨頭が後方へ滑れず前上方へ突き上げられます。これが鼠径部インピンジメント痛の真因。前方が痛くても、真の治療対象は後方組織——組織の硬さが運動軌道を歪める仕組みを、第4章で解き明かします。

跛行の分かれ道:内転可動域
デシャンヌ跛行を「外転筋力の低下」で片づけない。著者の臨床データでは内転可動域が5度以下で全例に跛行が出現します。支持脚側へ骨盤を移せず、体幹を傾けて代償するため。筋力増強の前に内転可動域の確保が最優先——第5章の核心です。

OAを進める力:せん断力
臼蓋荷重面の傾斜が16°なら力は純粋な圧縮力ですが、変形で66°を超えるとせん断力に変わり、骨頭を外上方へ押し出して関節を破壊します。「加齢による摩耗」ではなく力学的破綻として捉える——変形性股関節症の見方を、第6章で解説します。
担当講師:熊谷 匡晃
昭和47年生まれ、三重県出身。平成6年に国立療養所東名古屋病院附属リハビリテーション学院 理学療法学科を卒業後、三重県厚生連の各病院を経て、平成25年より松阪中央総合病院リハビリテーション科に勤務。整形外科疾患の運動療法を中心に研鑽を重ねる。整形外科リハビリテーション学会 AA認定講師、日本股関節学会所属。著書に『股関節拘縮の評価と運動療法 改訂版』(運動と医学の出版社)。
エピソード一覧
- ①股関節の機能解剖と安定性 ― 肩関節との運動学的対比
- ②股関節腱板(Hip Rotator Cuff)と動的安定性
- ③オブリゲート・トランスレーション(骨頭の強制移動)
- ④安定性の4段階分類と「拘縮による不全(D-type)」
- ⑤股関節固有可動域の評価 ― 133°複合体と90°固有の峻別
- ⑥頸部軸屈曲による骨性衝突の回避
- ⑦骨盤固定による代償を排した可動域測定
- ⑧拘縮の組織学的分類 ― 連縮・短縮・癒着の峻別
- ⑨神経・ファシアの滑走障害と徒手的圧変動操作
- ⑩部位別アプローチ(外閉鎖筋・大腿方形筋・IC・多裂筋)
- ⑪受動的弾性要素を活かす歩行への統合
- ①股関節の機能解剖と動的安定化機構
- ②股関節腱板の機能分類(インナー/アウター)
- ③可動域制限の病態解釈(ホッファの分類)
- ④損傷後のフェーズ分類とリハビリテーション
- ⑤エンドフィールと圧痛の解読
- ⑥代償を排した股関節固有可動域の評価
- ⑦頸部軸屈曲の理論と実践
- ⑧神経滑走障害と組織間滑走性の改善
- ⑨倒立振り子モデルと重心制御
- ⑩トレンデレンブルグ跛行とデシャンヌ跛行の鑑別
- ⑪内転制限と跛行 ―「5度以下で全例跛行」の臨床データ
- ⑫歩行再獲得に向けた段階的介入プログラム
- ①変形性股関節症(OA)の病態メカニズムの再定義
- ②「痛みと病態の不一致」の解釈と保存療法の限界点
- ③画像所見に基づく臨床推論(CE角・AHI・シャープ角)
- ④力学的ストレスの分析 ― 圧縮力とせん断力
- ⑤歩行時筋活動の異常(Motion Discontinuity)
- ⑥骨盤・腰椎の協調性と骨頭被覆の改善戦略
- ⑦可動域制限の鑑別とオブリゲート・トランスレーション
- ⑧股関節腱盤(インナーマッスル)による関節安定化
- ⑨THA術後の評価と動作再学習
- ⑩倒立振り子モデルと受動的弾性エネルギーの活用
※各エピソードは書籍『股関節拘縮の評価と運動療法 改訂版』の章内容に対応しています。内容は変更する可能性があります。
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連動書籍
この番組は、書籍『股関節拘縮の評価と運動療法 改訂版』と連動しています。番組とあわせて読むことで、評価から運動療法までの理解が深まります。

股関節拘縮の評価と運動療法 改訂版
股関節拘縮の正確な評価と的確な運動療法を、機能解剖学に基づいて解説する専門書。骨盤・股関節の機能解剖、バイオメカニクス、拘縮由来の疼痛評価、拘縮の評価と治療、異常歩行(跛行)、股関節疾患へのアプローチまでを網羅します。
改訂版では初版から6年間の新知見を反映。運動器エコーと末梢神経への着眼、4疾患(大腿骨近位部骨折・寛骨臼骨折・変形性股関節症・FAI)の症例提示、QRコード動画による実技の可視化を追加し、情報量を大幅に増やしました。
※試し読み(ebook)は現在準備中です。公開までしばらくお待ちください。
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