リハビリテーションの核心は、単なる「動作の観察」ではなく、その裏側に潜む「物理的真実」を読み解くことにあります。本コースは、園部俊晴が歩行を力学の視点から徹底的に解剖する、臨床推論の実践プログラムです。(旧「力学的推論シリーズ アドバンス編」/「3rdシーズン」)
歩行分析でありがちなのは、関節の動きを言葉でなぞる「実況中継」で終わってしまうこと。本コースは「棒の理論」「モーメントの転換理論」「倒立振り子理論」の3つの基本理論を軸に、歩行の裏で働く力(メカニカルストレス)を読み解きます。関節モーメントの基礎から、歩行周期・関節運動・筋活動まで全5クールで体系化し、「なぜその動きになるのか」を力学で説明できる視点を養う。組織学的推論と力学的推論を統合し、明日の臨床を確信に満ちたものへと変えるコースです。
このコースの3つの特徴
歩行分析を単なる「実況中継」で終わらせず、3つの理論で痛みの本質(メカニカルストレス)を見抜く。理論を知ることで、患者に「なぜ治るのか」を論理的に説明し、明日からの臨床を確信に満ちたものへと変えられます。
「実況中継」ではなく「推論」を行う
「膝が曲がっている」と現象を述べるだけでは治療は変わりません。その裏にある重心位置やモーメントの因果関係を解明し、なぜその動きになるのかを物理で説明する——観察者から推論者へ、視点を根本から変えます。
「組織学 → 力学」の順序を守る(臨床推論の黄金律)
本コースが貫く鉄則は、「力学から入ってはならない」。まず①何が痛いのか(組織学)を特定し、次に②なぜ痛いのか(力学)を分析する。この順序を違えると、セラピストは単なる「異常探し」に陥ります。
明日の臨床が「手探り」から「確信」に変わる
力学という共通言語を持てば、患者にも医師にも「なぜ治るのか」を論理的に説明できるようになります。「なんとなく良くなった」から脱却し、一歩ごとのモーメントの変化を察知して再現性を持って結果を出せる臨床力が身につきます。
歩行を読み解く3大基本理論
複雑に見える歩行も、この3つの理論に還元すると治療の糸口が見えてきます。ここでは各理論の“入口”だけをご紹介します。臨床でどう使い、症例にどう落とし込むかは、講義のなかで体系的に解説します。

棒の理論——メカニカルストレスの可視化
身体を一本の「棒」として捉えると、痛みの原因となる力が“見える”ようになります。どこに・なぜ負荷が集中するのか——組織を破壊するメカニカルストレスを可視化する視点を、その捉え方から学びます。

モーメントの転換理論——力のバトンタッチ
歩行では、各フェーズで関節のモーメントがスムーズに切り替わる必要があります。この「力のバトンタッチ」がどこで途切れると推進力を失うのか——次の一歩を生み出す転換のポイントの読み解き方に迫ります。

倒立振り子理論——エネルギー変換の効率
効率のよい歩行は、最小の努力で重心を運ぶ「振り子」の原理で説明できます。なぜ「疲れる歩行」と「疲れない歩行」が分かれるのか——エネルギーの視点から、省エネ歩行が成り立つメカニズムに迫ります。
担当講師:園部 俊晴
故・入谷誠の弟子として研鑽を積み、30年以上の臨床経験を持つ理学療法士。プロスポーツ選手や著名人の治療を担当。著書多数、論文発表多数。「動きと痛みを変えられるセラピスト」を掲げ、UGOITA Plus を監修。
クール動画一覧
- ①力学的推論とは
- ②力学的推論における臨床での流れとは
- ③臨床推論の重要なトレーニング
- ④可動性と力学的推論
- ⑤筋機能と力学的推論
- ⑥疼痛と力学的推論
- ⑦力学的推論の大原則
- ⑧外傷と障害
- ①関節モーメントとは
- ②スタティックなモーメントの基本となる考え方
- ③スタティックなモーメントを応用して考えてみよう
- ④身体におけるスタティックなモーメント -矢状面-
- ⑤身体におけるスタティックなモーメント -前額面-
- ①歩行周期
- ②棒の理論
- ③モーメントの転換理論
- ④倒立振り子理論
- ⑤重要な概念の症例説明
- ⑥【症例】麻痺性疾患での説明
- ⑦【症例】整形外科疾患での説明
- ⑧立脚前半相の機能的役割
- ⑨立脚後半相の機能的役割
- ⑩歩行遊脚相の機能的役割
- ⑪CPGと倒立振り子の密接な関係
- ①歩行時の股関節の動き
- ②歩行時の膝関節の動き
- ③歩行時の足関節の動き
- ④歩行時の足部の動き
- ⑤歩行時のロッカー機能と関節運動
- ⑥歩行時の下肢の回旋の動き
- ⑦歩行時の骨盤と体幹の動き
- ①ダイナミックな関節モーメントの決定因子と切り替わりの概念
- ②歩行時の股関節 伸展・屈曲モーメントと筋活動
- ③歩行時の股関節 外転・内転/膝関節 伸展モーメントと筋活動
- ④歩行時の膝関節 屈曲・外反・内反モーメントと筋活動
- ⑤歩行時の膝関節 内旋/足関節 背屈・底屈モーメントと筋活動
- ⑥歩行時の足関節 回外・回内モーメントと筋活動
- ⑦立脚期の下肢筋活動の原則(障害・運動療法との関係)
※内容は変更する可能性があります。全5クール・計約50本の講義で構成。
講義をすべて観るには
入会1年後に解放される、深化コンテンツ
本コースは、UGOITA Plus 会員として入会から1年が経過すると視聴できるようになります(ブロンズ・シルバー・ゴールドいずれのプランでも対象)。2026年8月31日までにご入会の方は、継続してご視聴いただけます。まずは30日間のお試しから、UGOITA Plus の学びを体験してください。
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歩行の「物理的真実」を読み解き、
動きと痛みを変えられるセラピストへ
明日からの臨床を、確信に満ちたものに変える。
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